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Collaboration Works | ||||
オフセット印刷術 offset printing ; Offsetdruck, Gummidruck オフセット印刷術は古くから研究され、1875 年にロバート・バークレー( R. Barclay, 米)によって発明されたブリキ印刷が実用化された最初のものです。現在のような平版による紙へのオフセット印刷の歴史は、1905 年アイラ・ルーベル( Rubel, Ira Washington 1846 — 1908 米)が偶然のことから発明したとされている。、アイラ・ワシントン・ルーベルは、アメリカの小さな町で石版印刷の工場を経営していた。ある時作業員が誤って、紙を補給せずに印刷機を回してしまい、圧胴にインキ画像を転移させてしまう。続いて紙を通して印刷すると、当然の事ながら紙の表裏両面に印刷が出来てしまった。しかしよく見ると正規に印刷された表に比べ、間違って裏側に印刷された方が文字は逆だが精巧に印刷されており、また印刷自体にソフトな感じがあった。ルーベルはこれにヒントをえて、版上のインキ画像を一旦ブランケットと言われる中間シリンダーに転移させ、次いで被印刷体である紙に転移させるオフセット印刷方式を完成させた。 ブランケットは表面ゴムと綿布(2~5枚)の積層体を接着用ゴムで貼り合わせたシート状のものをさし、おもにエアータイプ(コンプレッシブル)と、ソリッドタイプ(コンベンショナル)の2種類があります。表面は、厚み、粗さを均一にするために研磨しています。ブランケットとインキ、水、洗浄液、紙等の相互作用で印刷品質が決まる。版画を刷る場合、粗い紙の凹凸を埋めるために通常よりも多くのインキが必要となり、ブランケットのインキ保有量を多くするためには、ブランケットの表面を粗くする必要があります。版定盤の温度、工房内の温度・湿度、版上の湿し水、インキの堅さ、プレス圧、紙の厚さ、プレスのスピードに注意をはらわなければならない。厚さには、1.60mm,1.80mm,1.90mm,2.00mmなど、いろいろあります。ブランケット下敷きも紙だけのもの・アンダーブランケット・布地等があります。アンダーブランケットの厚さも0.5・1.0mm、布地も0.3・0.5mmの厚さのものも有ります。ブランケットと紙の調厚紙・アンダーブランケットや布地などをブランケットの下に敷いて、版=ブランケットの圧を調節します。 |
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校正機搬入の図 | ||||
平台校正機というと商業印刷の世界では過去の機械ですが版画の世界ではまだまだ現役です! | ||||
技術指導・製版込み 1時間 5500円より | ||||
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