eau-forte [ 仏 ] , etching [ 英 ] エッチング (etching) とは、化学薬品などの腐食作用を応用した塑形ないし表面加工の技法。使用する素材の必要部分にのみ防食処理を施し、腐食剤によって不要部分を除去することで目的形状のものを得る。版画の技法のほかに、ガラスの装飾技法のひとつのガラスエッチング、歯科治療の汚染物の除去につかわれるエッチング、プリント基板の配線形成のため導体(主に銅箔)の不要な薄膜を除去、半導体素子・プリント基板・液晶ディスプレイパネル・プラズマディスプレイパネルなどの製造のための金属加工に用いられる技法。銅版による版画・印刷技法として発展してきた歴史が長いため、銅や亜鉛などの金属加工に用いられることが多いが、腐食性のあるものであれば様々な素材の塑形・表面加工に応用可能である。 金属の試験片を腐食液によって表面を腐食することで、金属組織の観察や検査などに用いられている。 腐食凹版技法 防食処理を施した銅板の表面を針で削り、その後腐食させることで凹版を得るのに使用する。腐食作用を通じて間接的に版を加工するので、凹版画技法のなかではさらに、間接法に分類される。直接銅板に線を彫っていく直接法よりも線を意のままに描きやすい。 アクアチント凹版法が1768年頃フランスのシャン・パプチスト(Jean Baptiste)によって考案されている。これは散布式グラビア方式に繋がるものであるが、現在のグラビア印刷方式はカール・クリッチュによって1879年に発明された。
銅合金のエッチングには塩化第二鉄水溶液を使用する。塩化第二鉄が電子を銅に与える事によって銅をイオン化する。塩化第二鉄は塩化第一鉄になる。 エッチング後の廃液には重金属が含まれており、処理剤や電気分解によって回収する。
フォトエッチング 特定の波長の光によって重合、硬化する樹脂。歯科治療では、以前から切削したう蝕部分をレジン樹脂で補う修復法
Christ Preaching 1652 Etching and drypoint 15.4 x 20.7 cm
Le Pomper, Notre Dame, 1852
“Limehouse” 126 mm x 202 mm James Abbott McNeill Whistler, 1859
VENETIAN FILIGREE Etching, 1931
「Un robinet original revolutionnaire」 1964 etching 175×135mm
Sea Angel Sperm Whale Etching and aquatint , 38 x 28 cm
Le sujet est la clairière de son corps. Etching, 1975, 19x25,5cm
Numbers and Letters 13.25"x17", 1972